攻めの転職日記~forward jobchange~

個々人が主体的にキャリアを作っていく時代の一助になれれば幸いです

ミドルリスクハイリターンのスタートアップ転職

こんばんわ、mamamaです。今回は転職先の選び方について。そしてその中でも企業規模についての解説をしたいと思います。題名はそのまんま「スタートアップ転職がいいんじゃない?」ってことですw

 

会社選びにおいてよく話に上がるのが「大企業orベンチャー」という議題。まあぶっちゃけどうでもいいと言えばどうでもいいのですが、30歳になってライフプランをもっとちゃんと立てないとなと思ったときに、その企業のどのフェーズにどうやって入るかを考えるべきだったなと。(つまり私の場合は反省していますw)ということで私の大いなる反省とともに、一度サクッとまとめてみたいと思ったわけですよ、これが。

 

ベンチャーと呼ばれるフェーズに旨味はない

規模で考えるとパターンは色々ありますが、基本的に同じ規模の中で転職を繰り返すことに意味はないと思っています。大手事業会社を転々としたり、大手コンサルを転々とする人がいますが、飽き性な方や昇進に失敗した方が多いですね。もちろん引き抜きにあったのであれば別ですが、基本的にそういう方は少ないでしょう。

 

またよくあるのが大手⇒ベンチャーという進路。これも正直あまりオススメしません。私の考えるベンチャーの定義は「年率1.5倍くらい成長している」「従業員数百名規模」「設立10年前後まで」というところです。この規模になると組織も縦割りになり、役割の細分化が進んでいます。

 

上場間際だとして、このフェーズに部長クラスとして入社するのはかなり理想的な転職です。ストックオプションももらえる可能性も高いですし、そのストックオプションがまあまあの金額に化ける確率も高い。

 

しかし打って変わって一般社員、もしくは主任クラスで入ることの旨味はほとんどありません。まず給与は間違いなく大手のほうがいいのに思ったより仕事が細分化されて面白くない。ストックオプションもつかない。上場したとしてもそこまで給与は上がらない。つまりすべてが中途半端なのです。それでも大手企業に比べればまだまだキラキラして見えるし勢いもある。そんな雰囲気だけに流されて転職し不幸になった人をごまんと見ています。

 

■スタートアップ転職の旨味はどんどん大きくなっている

それではスタートアップと呼ばれるフェーズの企業への転職はどうでしょうか。先述したようにそれぞれのフェーズの明確な定義はありませんが、「ハチャメチャに成長している」「設立5年以下」「正社員数十数名まで」の条件を満たす企業をスタートアップとしましょう。

 

スタートアップに即戦力として中途入社した場合、それなりに活躍をすればストックオプションをいただけるケースが多いです。例えば最近スタートアップ界隈(もう世間的にはベンチャーと呼ぶフェーズですかね)SmartHRさんは先日信託型ストックオプションが将来これくらいになる予定だよ、という記載までした採用会社説明資料を一般公開して世間を沸かせました。

 

例えばSmartHRさんの場合、BtoBで人事労務向けのサービスをしています。しかも解約率が0.0X%くらい?だったかな。UX・UIに優れている、月額が数百円と安価なことから、売上は堅調に推移しているはずです(Saasモデルの特徴ではあるものの、ここではそういう小難しい話はすっ飛ばしときますw)。また、すでに20億円の資金調達をしていることから、何かあっても投資家が全力支援するでしょう。つまり最低限成功しそうなスタートアップを発見しやすくなっているのです。

 

みなさんのイメージですと、このフェーズに入るということは将来的に大きなリターンがある分、大きなリスクも伴うとお考えではないでしょうか。もちろん私も最近まではそうでした。

 

しかしアメリカとちがってスタートアップが数十億円調達するというのは限られています。ToBで契約数・継続率が順調に推移している×数十億の資金調達をしているフェーズで飛び込むことは、確証はないとはいえミドルリスク・ハイリターンが見込める絶好の投機と言えるでしょう

 

また最近のイケてるスタートアップで働くことは、キャリアとしてもプラスになります。挑戦をするものが評価される時代がちゃんと来ているのです。大手企業も変革を求められる時代、スタートアップで事業立ち上げをする人材を採用したいニーズは高まっていくのではないでしょうか。たとえ失敗しても、やりきった後なら多くのチャンスが待っているはずです。

 

ただしここまでツラツラとスタートアップ転職の良さを書いてきましたが、まだまだ世の中での認知は広がっていません。つまり家族などの周囲の人たちからすると「なんで怪しいIT系の中小零細に?」という疑問が浮かんできても仕方ないのです。

 

「なぜあなたは嫁ブロックを食らうのか 」でも書きましたが、大事なのは日ごろからの話合いです。徐々に徐々に事実と思いを刷り込んでいけば必ず納得してくれる日が来ます(来ると信じています)。周りに反対されたから、なんてダサい理由で内定辞退とならないように、仕込みはしっかりやっておきましょうね。それでは今回はこの辺で。あでゅー