攻めの転職日記~forward jobchange~

個々人が主体的にキャリアを作っていく時代の一助になれれば幸いです

今を取るか未来を取るかという葛藤〜転職先の決定〜

こんばんわ、mamamaです。今回は転職を決める際の二大ポイントについて考えてみたいと思います。

 

二大ポイントというのは抽象的な表現で恐縮ですが、「今」or「未来」です。
簡単に言うと転職してすぐ得られる利益を取るのか、中長期的に見て得られる利益を取るのかという意味を指します。

 

■変わるのは待遇だけ
「今」を取るという時に一番わかりやすいのが給与などの待遇です。

年収が◯◯◯万円Upする、役職を用意してもらえる(まあイコール年収アップか)、福利厚生が改善されるなど、転職してすぐに恩恵を享受できるのが「今」を選ぶ転職です。

 

変わるのは待遇だけという書き方をしましたが、待遇が変わることは非常に重要です。生活水準が変わり日々の暮らしが良くなることで精神的にも満たされることができます。

 

しかし気をつけなければいけないのは、長期的に見たメリットがあるのかどうかということです。「今」を重視した転職は、それまでの実績を切り売りしているに過ぎません。そのため自分がやりたいことではなく、転職先の会社が求めていることを叶えることに重きを置かなければなりません。

 

その結果、業務内容も転職前の仕事の延長である場合が多く、仕事の幅は広がりません。経験した業務の繰り返しである可能性も大きいため、スキルを伸ばせるとも限らないでしょう。待遇改善は一見すばらしいように見えますが、長期的に見た場合の伸びしろを潰しているかもしれないのです。

 

■最終的に成功するとは限らない
対して「未来」を取るということは、長期的な投資をするということです。

 

転職前に比べて給与が良くなるどころか、よくてステイ、悪くてDownする可能性もあります。例えばそれまで経験したことのない新しいビジネス、業務内容にチャレンジする場合、あなたはその領域の経験がないため給与が下がることは避けられないでしょう。他にも大手企業からスタートアップに転職する場合は給与水準が違うためほぼ間違いなく給与は下がります。

 

ただし前者が戦略的ジョブチェンジである場合、長期的に見て市場価値が向上し、同じ会社で同じ仕事をし続けているよりも遥かに稼ぐことができるかもしれません。また後者のスタートアップの場合、給与Downと引き換えにもらっていたストックオプションが数千万〜数億のバリューになり、一気にお金持ちになれるかもしれません。このように一度しゃがむことで最終的に大きな利益を得ることが「未来」軸での転職です。

 

しかし投資した未来が必ずしも明るいものになるとは限りません。ジョブチェンジをしても努力が足りずに実力がつかなければ転職前よりも給与が低いまま社会人生活を終えるかもしれません。転職先のスタートアップの事業が行き詰まり倒産してしまえばあなたは急に収入がゼロになります。世の中ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンであり、ローリスク・ハイリターンというのはまずありません。

 

■後悔しないほど考え抜いたのかを問い直そう
主体的にキャリアを考え変化していく必要があるとはいえ、一回一回の転職自体は非常に慎重に行う必要があります。

 

なぜならキャリアは点ではなく線だからです。一度の転職の失敗は、その後のキャリアにおいて大きなマイナスになってしまいます。変化が求められるということは、安易に変化を繰り返せばいいというわけではありません。時代の潮流を読みながら、入念に調査・準備を行い、自分の選択に責任を持ちながら変化をしていく必要があります。

 

堀江氏が言っている多動力は正に現代に必要な力ではありますが、意味を履き違えて考えなしに動きまくるバカになってはいけません。突出したバカなら逆に光りますが、中途半端なバカは社会から叩かれますし、突出したバカになれるのはひとつの才能です。

 

自分が凡人であることを自覚している人ほど、キラキラした言葉にだまされず、後悔しないほどに考え抜いた上で変化し続けることが大事です。そしてこの時代は「未来」に投資できる人が最終的に花開きます。なぜなら変化が激しすぎて「今」という状況がすぐになくなってしまうからです。

 

「未来」を見据えて変わり続ける勇気を持ちましょう(mamamaも持ちたい…)。という自分への戒めもあって、今回の記事を書いてみました笑 ちょっと長くなってしまったので今回はこの辺で。あでゅー