TwitterDM採用のススメ~エンジニア採用~
こんにちは、mamamaです。今回は採用手法(=転職手法でもある)について解説したいと思います。その中でも最近とってもとっても企業を悩ませているエンジニア採用について少し解説していきたいと思います。
■もはや雇うという考えを捨てるべきフェーズに来ているのでは
大手転職サイトDodaが発表している求人転職倍率レポートによると、2018年9月のITエンジニアの求人倍率はなんと8.04倍…営業系の2.32倍と比較すると3倍強の差が開いています。
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エンジニア採用の際にSier系はエンジニア採用が本当につらい…なんて声が上がりますが、実は受託だろうが事業会社だろうが、採用するということに対する難易度はあまり変わりません。Sier系は母集団形成はつらいものの、求めているレベル感がそこまで高くなく、若手であれば元から育成込みで採用しています。逆にITサービスを運営している事業会社では、若手を採用するとなるとすべて新卒で、中途はほぼ間違いなく即戦力。求めるレベルも高いため、母集団が形成できたとしても中々採用にいたりません。
8.04倍は妥当な数値であり、即戦力のITエンジニアを取りたいともなれば、8.04倍という数値でも低いくらいです。しかしエンジニアがいなければサービスが作れないので、とりあえず打てる手はすべて打つ、という全方位作戦を敷くことになります。最近もう手詰まり感が満載になってきたのが以下。
✓転職サイトに広告を載せる(オワコン)
✓エンジニアのためのイベントを開く(飲食無料)
✓テックブログを書く(労力のわりに効果が可視化できない、書き手が疲弊してる)
長期的にみると相性の良い受託企業を選定し、関係構築を入念に行ったうえで長いおつきあいをするほうがコスパが良い気がしています。しかも頑張って雇っても、彼らは数年で会社去ってくんですよ…もうこれは性分なので仕方ないんです。受託だとスピード感や意思疎通がとかなんとかありますが、もはや仕方ないんじゃないかなー、そこを埋める方法を考えようよ、と正直思っているのであります。ITエンジニアとりたいんですーと相談して、自信をもって「ウチなら取れます!」っていうやつの99%が詐欺です。「網の一つとして貼っておくべきです。母集団形成に関しては全力で頑張ります。」という採用サービス担当を信用しましょう。
■実力派の採用はほぼほぼ知り合いづてで採用が決まる
そして何よりも何よりもなのが、本当に実力のあるエンジニアは採用市場に出てきません。実力のあるエンジニア同士は何かしらつながりがあり、転職のにおいがするとすぐに声をかけられて、次の行き先があっという間に決まっています。
もちろん他職種でも同様ではありますが、日ごろからガチな勉強会とか意見交換をする機会の多いエンジニアなら尚更なのでしょう。またエンジニアのキャリアを理解している紹介エージェントがほぼ皆無であることも、彼らがわざわざ採用業界に出てこない要因の一つだと思います。本当にイケてるエンジニアが紹介エージェントになるわけない=自分たちと対等にキャリア相談できる紹介エージェントがいるわけないのです。
転職サイト見てもどこも似たり寄ったりでよくわからない。強いて言えば最近エンジニア転職サイトで見やすいのは転職ドラフトさんくらいですかね。事業・技術課題について詳細に書いてあるので、自分がジョインして何をするのかが明確に描きやすい。「なぜ自分がジョインする必要があるか」「入って何をするのか」が明確であることは、エンジニアにとって非常に大事です。
■エンジニアと一次接点が取りやすいのがTwitter
ということで、イケてるエンジニアを採用するのは無理ゲーです、さよならー、でさすがに終わらせるわけではありませんw
mamamaが考える最近の最もイケてる手法がTwitterDMです。これはなんら最新の手法ではなく、昔から行われてきた手法の一つでした。
しかしTwitterでの接点がより取りやすくなってきているのです。その背景には深刻なSNS疲れがあると考えています。とりわけFacebook疲れですね。みなさんわかると思いますが、最近のFacebookは単なるキラキラ発信サイトに様変わりしてきています。飲み会・結婚・出産・住宅購入…もう延々とこればっかりwまたFakeNews問題もあり情報の質も疑わしい中、エンジニアのFacebook利用はかなり減ってきたように感じます。
しかし彼らはしゃべりたい、語りたいのです。しかも誰に話しかけるでもなく。本当にどうでもいいことを、よくわからないタイミングで。その格好の場がTwitterなのです。なぜならリア充はTwitterから都合よくいなくなったから。視覚的に他人からの注目を浴びたい彼らは写真・動画を投稿しやすいFacebook・Instagramに流れて行ってくれた。その結果、どうでもいい情報発信をよりしやすくなったTwitterが再度根強い人気を取り戻しています。
その結果、Twitterではより素の姿をしたエンジニアへの接点が図りやすくなっています。彼らが長い時間触れているのは、転職サイトでもWantedlyでもLinkedinでもなく「Twitter」なのです。
Twitterにこそ彼らの本音がつまっており、彼らのそれまでのツイートを見ることで、趣味嗜好から会話も広げやすくなります。職務経歴書や履歴書からは全く読み取ることができない情報を入手できるのです。だから転職サイトからスカウトサービスをするくらいなら、気になっているエンジニアをフォローし普段から情報を収集し、どうみても仕事への意欲下がってるなってときにDMスカウトずばーん!!!!!!!!!!が非常に効果的な状態になっています。
どうだリア充ども、悔しければ文章だけで勝負しやがれ!くそやろう!!!と、なぜか書きながらリア充へのイラつきが高まってきたので今回はこの辺で終わっておきますwあでゅー