攻めの転職日記~forward jobchange~

個々人が主体的にキャリアを作っていく時代の一助になれれば幸いです

キャリア形成を勉強するなら「キャリアデザイン入門[I]基礎力編 第2版」をまず読もう

こんにちは、mamamaです。

本ブログは「攻めの転職日記」というタイトルですが、そもそも攻めるほどの知見がないという方も多いのではないでしょうか(本末転倒な指摘でごめんなさいw)。そこでまずはキャリア形成についての考え方について書いていきたいと思います。

 

まあ私が色々解説する前に、まず適当な参考文献を教えろよ!って人向けに、そもそも今日紹介する内容の本がこちらw

 

そして私の解説に耳を傾けてくれる優しい方々は引き続き以下から目を通してください\(-o-)/

 

■まず型(フレームワーク)を知る

今回おすすめする本書の著者は、リクルートワークス研究所所長の大久保氏。リクルートといえば日本に就職・転職メディアを作ったさきがけで、人材業界の圧倒的王者でもあります。そんな歴史と実績あるリクルート内で、「キャリア」「働き方」を研究する組織のトップを務めるのが著者なのです。

 

とはいえ、世の中にはあなたのためだけにキャリアの築き方を教えてくれる本があるわけもなく、あくまで教えてくれるのは考え方。ゼロから考えろといわれても未知の領域について学んでいくのは難しいため、本書が型(フレームワーク)を教えてくれるわけです。

 

■いかだ下りと山登り

本書の内容を全部公開するわけにはいかないので、今回は私的に参考になった点と、その参考になった点への考察を解説できればと思います。

 

mamama的に参考になった点は「いかだ下りと山登り」というキャリア形成の概念です。いかだ下りというのは、キャリアでいう自分探しの期間。若いうちは自分の適性がどこにあるのかすぐにはわからないため、なんでもやってみて適性を探していくほうがいいという考え方です。険しい濁流を下っていくときは自分の適性や存在意義などに夢想している時間はありません。しかしいざ下り終えると意識していなかった知見や経験が身についているものです。

 

ただし30代になると、世の中としては即戦力として扱われるようになってきます。ここからは自分に合った専門性を身につけるタイミング、つまり登る山を定めなければなりません。山登りの難しいところは一度登ってそれが失敗だとわかると、リカバリーが難しいということ。どの山も高く険しい道のりであり、一度登ると引き返す時間も必要になります。なんとなくいかだ下りをする20代を過ごすのではなく、下りながらも登る山の目星をつけ始める必要があるのです。

 

■これからの時代はずっといかだで下り続ける

本書は基本的なキャリアの築き方について解説しており大変参考になる点は多いですが、mamama的にはこの概念は崩れ去っていくと思います。

 

その原因がVUCAです。VUCAとはここ数年ビジネス界隈で流行った言葉で、Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguityの頭文字をとって作られました。

 

Volatility:移り気

Uncertainty:不確か

Complexity:複雑

Ambiguity:あいまい

 

仏教用語的には諸行無常、つまり同じ状態を保っていることはない、非常に変化の激しい時代を生きなければならないという意味です。

 

つまり何が言いたいかというと、我々の時代は仕事ができる年齢である内に、ビジネスモデルも仕事内容も大きく変化していく可能性があります(というか無くなる可能性)。そんなときに「この山に決めた!」と一つの山にだけ意識を集中していると、その山が急に無くなったときに路頭に迷いかねません。

 

そのためmamamaが考えるこれからのキャリアの築き方は「いかだを下りながら、小さな山を複数登り続ける」時代になると思っています。常に時代の潮流を読みながら必要な仕事はなんでもこなしていく、その中で複数の山という名の武器を身に着けていく。一つの武器がなくなっても、他の武器で戦えるような準備をしておくことが重要です。

 

そしてmamamaとしては、今後いかに早くいかだ下りができるかこそが、ビジネスマンとして成功していく武器になっていくと考えています。いかだ下りとはいいかえると「柔軟性」です。川の流れを読みながら、そのときそのときで思考を柔らかくし、反射的に行動していく。もちろん川の流れがゆるやかなときはゆっくり深く思考すればいい。しかしこれだけ変化が激しい時代では、限られた時間の中で頭をフル回転させ、仮説検証を誰よりも早く回していく人が勝つ傾向にあります。

 

それはキャリアも同じです。武器を磨くのと同じくらい、今の武器に執着せずに新しい武器を取りに行く勇気も必要になります。正直これからは正しいキャリアの築き方なんて誰にもわからない。都度柔軟に変化できる人こそが勝つ、そういう世界だと考えています。さて、ぜんぜん本の宣伝にはなりませんでしたねwまあ本買ってという記事ではなく、あくまでmamamaのフレームワークはこの本で培い、その中で常に考えているんですよう、というご紹介でしたwwwでは今回はこの辺で。あでゅー